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蜂の子の郷土料理

蜂の子は主に日本の山間部で食べられています。
昔は肉も食べず、魚も内陸までは流通していなかったので、昆虫は貴重なタンパク源でした。岐阜県ではクロスズメバチのことを「へぼ」(「ぼ」にアクセント)と呼び、へぼめしという炊き込みご飯や、佃煮、油いためなどにして食べています。

クロスズメバチは地中に巣を作るので、なかなか見つけられません。
長野県では、巣が大きくなる秋になると、蜂に目印のスチロールと餌をつけてから放し、追いかけて巣を見つけるという蜂追いが行われています。巣を見つけると、煙でいぶし、蜂の行動が鈍くなったところで巣を取り出します。
夏の間に採取して、秋まで育てて食べることもあります。巣に入っている蜂の子をつぶさないようにピンセットで取り出すのはなかなか大変だそうです。巣ごと冷凍して割り、中から蜂の子を取り出すという方法もあります。
季節になると、幼虫やさなぎの入った巣がそのまま売られるそうです。クロスズメバチだけでなく、オオスズメバチなどの大型の蜂も食べられています。

今でも瓶詰、缶詰で売られていますし、地方に行けば食べられますが、蜂の子は高級食材となっています。そして食の多様化で、その需要は減ってきているようです。
機会があったら、昆虫といって嫌わず、見た目は無視してぜひ試してみましょう。たまごに似て、本当においしいもののようですよ。 蜂の子のレシピをチェックしてみませんか。

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