蜂の子と飲み合わせが悪いもの・良いもの
飲み合わせには、相性が悪いとお互いの効果を打ち消し合ったり、作用が強く出過ぎてしまうものがあり、場合によっては成分の過剰摂取になる危険性もあります。反対に相性が良い飲み合わせは味を良くするものや、お互いの効果を補うものがあります。
蜂の子にはどのような飲み合わせがあるのでしょうか?今回は蜂の子の飲み合わせについてお伝えします。
蜂の子と相性が悪い飲み合わせ
蜂の子には、成分の過剰摂取や、特定の作用が強まり過ぎる相性の悪い飲み合わせがあります。ここでは、蜂の子を摂取する際に避けるべき飲み合わせを紹介します。
蜂の子を飲むときはナイアシンの摂りすぎに注意
- さらに詳しく(クリックで展開)
-
ナイアシンはビタミンB群の一種です。ナイアシンは、毛細血管を拡張し血行を促進する作用があります。また、体内で他の物質と結びつくと、NADという物質に変化します。NADは肌や粘膜の健康や、アルコールを分解する際に必要な物質です。
ナイアシンは蜂の子に多く含まれる成分です。そのため、蜂の子と同時にナイアシンを多く含む食品やサプリメントを摂取すると、ナイアシンの過剰摂取になる恐れがあります。
ナイアシンの過剰摂取で起きる症状は、皮膚の炎症です。症状が重くなると、肝機能障害が起きる場合もあるので注意が必要です。
ナイアシンはまいたけやタラコ、コーヒーなどに多く含まれています。蜂の子を摂取する際は、それらの食品を同時に大量に摂取しないよう注意しましょう。
蜂の子とワーファリンの関係
- さらに詳しく(クリックで展開)
-
ワーファリンとは血液を固まりにくくする薬で、血栓を予防したり脳梗塞の治療などで使用されます。ワーファリンの作用は、血液凝固作用があるビタミンKにより抑制されます。そのためワーファリンの服用者は、ビタミンKが多く含まれる納豆などの摂取が制限されます。
蜂の子にも納豆に比べると少量ですがビタミンKが含まれています。ワーファリンを服用する方は、医師に相談し場合によっては蜂の子の摂取を控えるようにしましょう。
蜂の子と相性が良い飲み合わせ
蜂の子には相性が良い飲み合わせもあります。それらの食品と蜂の子を同時に摂取すれば、それぞれの効果を同時に得られるので効果的です。ここでは、蜂の子と相性が良い飲み合わせの食品を紹介します。
はちみつ
- さらに詳しく(クリックで展開)
-
はちみつは、ミツバチが花から集めた蜜を巣の中で加工したものです。その成分の多くはブドウ糖と果糖で、整腸効果のあるオリゴ糖も含まれます。糖分の他にも微量にビタミン類やミネラル類が含まれています。はちみつの糖分は体内で素早く吸収されるため、疲労回復に効果的です。
蜂の子にはビタミン類やミネラル類が豊富に含まれるため、疲労回復や整腸効果を生むはちみつの糖分と併せて摂取すると、お互いの成分の働きを補い合います。
蜂の子の甘露煮を作る際にはちみつを使用すると、ほど良い甘みの甘露煮ができます。特にミツバチの蜂の子は、はちみつを食料として育っているので、はちみつとより相性が良いといえます。
甘露煮の他にも、蜂の子のはちみつ漬けなど工夫次第で色々なレシピが考えられます。はちみつのもつ効果と、蜂の子のもつ効果を同時に得たい方、蜂の子の健康効果や美容効果を残したまま甘みをだしたい方は、一度蜂の子とはちみつの飲み合わせをお試しください。
青汁
- さらに詳しく(クリックで展開)
-
蜂の子と青汁の飲み合わせもおすすめです。青汁とは、ケールや大麦若葉、明日葉など栄養価の高い植物を原料として作られる健康食品です。現代の日本には野菜不足の人が多くいます。そのため、不足しがちな植物性の栄養素を補う目的で、多くの人が青汁を愛飲しています。
人間が健康を維持するには、動物性食品と植物性食品をどちらも摂取する必要があります。同じ栄養素でも、動物性と植物性の栄養素を同時に摂取すると、その効果が高まるとされています。
蜂の子は動物性食品です。一方、青汁は植物性食品なので、蜂の子と青汁の飲み合わせはバランスに優れた飲み合わせといえます。
また青汁には、蜂の子には含まれていない栄養素も含まれています。食物繊維はその代表的なものといえるでしょう。食物繊維は整腸効果を発揮して、栄養の吸収率を高めてくれます。蜂の子と一緒に青汁を飲むと、食物繊維の作用で蜂の子の栄養素の吸収率も高まるのです。
食物繊維の他にも、青汁にはデトックス効果やコレステロール値を下げる効果のあるクロロフィルなども含まれており、健康や美容に優れた効果を発揮します。
最適な飲み合わせで蜂の子の効果をより引き出そう
いかがでしたでしょうか?蜂の子には、相性が悪い飲み合わせと良い飲み合わせがあります。蜂の子を摂取する際は、ナイアシンの過剰摂取に気をつけ、より安全に効果が得られるようにしましょう。
また、蜂の子のサプリメントを摂取する際も、今回お伝えした飲み合わせの知識は活かすことが可能です。蜂の子のサプリメントも成分は蜂の子とほとんど同じため、はちみつや青汁と一緒に摂ると良いでしょう。
蜂の子や蜂の子のサプリメントを摂取する際は、最適な飲み合わせでその効果をより引き出しましょう。