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蜂の子にも種類がある!

蜂の子として食べられる蜂には種類があります。それぞれ特徴があるので、ここでは蜂の子の種類について紹介していきます。

クロスズメバチ

蜂の子の中で、一番多く食べられている幼虫が、クロスズメバチの幼虫です。伝統的な調理法で食べられる蜂の子の多くが、クロスズメバチの幼虫を調理しています。別名ヘボとも呼ばれ、民間で長く親しまれてきました。
幼虫は白くて大きめなものが美味しいとされ、お腹が黒いものは味が劣るとされています。これは、黒い部分は幼虫が食べた未消化のエサであるため、そのエサのクセが残っているためだとされています。
幼虫の他にも、さなぎや成虫も食用になります。さなぎは素揚げや瓶詰めなどで、成虫は煎餅の材料などとして食べられています。

オオスズメバチ

オオスズメバチは大型の蜂で、大きいものは幼虫で5センチにもなります。巣も大きくなるので、巣が見つかれば大量に蜂の子を採取できます。幼虫は大きいので、串焼きや素揚げなどでそのまま食べることが多い蜂の子です。
味は濃厚で、エビのような味と表現されることもあります。ただし、他の昆虫などをエサに育つので味にクセを感じる人もいるようです。スズメバチの幼虫は、好き嫌いが分かれやすい蜂の子といえます。

ミツバチ

ミツバチの幼虫も蜂の子として食用になります。一般的にミツバチの場合は、オスの蜂の幼虫を蜂の子として販売しています。ミツバチの幼虫は小型で、スズメバチの幼虫のようなボリュームはありません。
スズメバチは肉食であるのに対して、ミツバチはハチミツや花粉をエサとして育ちます。そのためミツバチの蜂の子は、クセがなくほのかな甘みも感じられます。

アシナガバチ

アシナガバチは細長い身体をした中型の蜂です。民家の庭にもよく巣を作ります。アシナガバチの幼虫も食用にできますが、食べた人の感想ではスズメバチに比べるとあまり美味しくないようです。
また、アシナガバチは野菜を食べるモンシロチョウの幼虫などの害虫を、エサとして駆除してくれる益虫です。そのため巣が残されることが多く、食用になる機会がスズメバチよりも少ない蜂です。採取に関しては、より大型で攻撃性が強いスズメバチよりは容易です。

クマバチ

クマバチは他の食用になる蜂と違い、木に穴を開け、その中に巣を作ります。他の蜂の子が採れる蜂に比べて巣が小さく、一度に摂れる蜂の子は10匹以下です。幼虫自体は比較的大型ですが、採れる数が少ないのであまり効率が良いとはいえません。

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