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蜂の子をおいしく食べる!下準備編

栄養満点で様々な健康効果や美容効果が期待できる蜂の子は、揚げ物や炊き込みご飯など色々なレシピがあります。蜂の子をよりおいしくいただくには、蜂の子の下準備が必要です。今回は蜂の子の下準備の手順をお伝えします。おいしい蜂の子料理を作るために、覚えておきましょう。

下準備がおいしい蜂の子レシピの基本

蜂の子はどの料理でも、下準備をするとクセや苦みが軽減され食べやすくなります。長年蜂の子を食べている人の中には、クセが強い方が好みという人いますが、初心者は下準備をした方が食べやすいでしょう。
蜂の子のクセや苦みは、主に内臓と内臓にあるエサが原因です。特にクロスズメバチなど肉食の蜂はエサが昆虫など動物性のものなので、においや苦みが強い傾向にあります。
下準備では内臓と共に蜂の子の体内に残っているエサやフンなどを取り除きます。そうするとより食べやすくなり、どのような蜂の子レシピにも合うようになるのです。

蜂の子の下準備の手順

それでは早速、蜂の子の下準備の手順を具体的にお伝えします。最初は少々手間に感じるかも知れませんが、慣れれば簡単に行うことができます。下準備の手順をしっかりと覚え、より食べやすい蜂の子を料理に使いましょう。

蜂の子を巣から取り出す

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新鮮な生きた状態の蜂の子は、巣に入った状態で販売されているものもあります。その蜂の子をピンセットなどで一匹ずつ丁寧に取り出します。中にはうすい膜がある巣もあるので、膜を破いてから中の蜂の子を取り出しましょう。
慣れきたら巣を壊しながら指で直接取り出しても大丈夫ですが、力が強すぎると蜂の子が潰れてしまうので注意しましょう。蜂の子だけではなく、蛹も食べられます。蛹はエサを食べないので、取り出したものは下準備をせずにそのまま調理が可能です。
ただし、成虫に成りかけの蛹は毒針も形成されているので、手では触れずにピンセットなどで取り除きましょう。成虫に成りかけの蛹は、体色が成虫と同じく黒ずんでいるので見分けがつきます。巣から取り出した蜂の子は流水で軽く洗い、ゴミやほこりを洗い流しましょう。
巣から蜂の子を取り出す作業が面倒な場合は、蜂の子が取り出された状態で販売されているものを購入しましょう。

蜂の子を軽くゆでる

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流水で洗った蜂の子は、お湯で軽くゆでましょう。生の状態の蜂の子はとても柔らかいので、内臓を取り出そうとすると潰れてしまいます。軽くゆでることで蜂の子の身が適度に引き締まり、内臓が取り出しやすくなります。
また、ゆでることで殺菌処理もできます。ゆでる時間は蜂の子の体色で判断しましょう。生の状態の蜂の子は半透明の白色をしていますが、ゆでると透明感のない白色になります。
その状態になったらお湯から蜂の子を取り出します。しばらくの間冷ましてからキッチンペーパーなどで水気をなくし、次の工程に進みます。

内臓を取り除く

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軽くゆでた蜂の子の内臓を取り出します。蜂の子の背中側のお尻に近い方に、小型の料理用ナイフなどで切れ込みを入れます。そして、その切れ込みから内臓が出てくるように、親指と人差し指でそっと蜂の子を押します。すると、黒い色をした内臓が出てくるので、指やピンセットなどで引き抜きます。
これで内臓と共に、エサの残りや糞も取り除くことができます。その他にも、蜂の子の頭の部分をちぎり、ちぎった箇所から内臓が出てくるようにそっと押し出す方法もあります。どちらでもやりやすい方で行いましょう。
因みに、蛹になる直前の蜂の子は、糞をして蛹になる準備をします。そのため、内臓を取り除かなくてもクセがなく、おいしく食べることができます。そのような状態の蜂の子は、黒い内臓部分がないので見分けがつきます。蛹や蛹になる直前の蜂の子は、そのまま調理しましょう。

内臓の栄養も摂取したい人は

ここまででお伝えしたように、蜂の子は下準備で内臓を取り除くと食べやすくなります。しかし、内臓に含まれる栄養素もなくなるのでその分栄養価は下がります。人によっては内臓もそのまま食べる人もいるので、内臓の栄養も摂取したい人でクセや苦みが気にならない人は、内臓を残したまま食べても良いでしょう。
因みに、食用の蜂の子として広く親しまれているクロスズメバチは肉食の蜂の仲間です。そのため、それらの蜂の蜂の子の内臓や、内臓に残されているエサの残りには独特のにおいや苦みがあります。
それに対し、ミツバチははちみつを食料としているので、ミツバチの蜂の子の内臓は、肉食の蜂の子の内臓に比べてクセがありません。内臓に含まれる栄養も摂取したい人は、ミツバチの蜂の子を食べると良いでしょう。

おいしい蜂の子料理を楽しもう

いかがでしたでしょうか?蜂の子は下準備をすることで食べやすくなります。もちろん気にならないようでしたら、下準備をせずに調理しても大丈夫です。しかし、誰でも食べやすくするには、下準備をした方が良いでしょう。食べやすく健康効果や美容効果がある下準備をした蜂の子を、色々なレシピでおいしく頂きましょう。

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